焼香のマナー

仏式葬で行なわれる焼香のマナーは宗派によって異なります。浄土宗や日蓮宗では「特に決まりはない」とされており、人によって異なりますが、天台宗や真言宗では「押しいただいて3回」、臨済宗や曹洞宗では「一回目は押しいただき、二回目は押しいただかずに計2回」などと「押しいただくか押しいただかないか」や焼香の回数などが決められています。他にも焼香の行い方には「立礼の焼香」と「回し焼香」があります。「立礼の焼香」の場合には、遺族と遺影に一礼した後、焼香を行ない、遺影に合掌し、一歩下がって一礼するのが一般的な動作です。一方、「回し焼香」の場合には、隣の人から香炉が回って来たら、立礼の時と同じように遺族と遺影に一礼した後、焼香を行ない、遺影に一礼して次の人に香炉を渡します。このように焼香には様々なマナーや方法があります。